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zoom RSS ビートルズってムズカシイ?(1)

<<   作成日時 : 2007/09/06 19:51   >>

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早速ですが、ビートルズって皆さんにはどんな印象がありますか?

「王道中の王道」という意見もあれば、「有名すぎてつまらない」という意見もあるでしょう。

そんな、あまりに有名になりすぎた彼らの音楽は、実はすごくムズカシイ。

そう僕が思うのはなぜだと思いますか?


ビートルズというバンドは、ジョン・レノン/John Lennon(ギター/ボーカル)、

ポール・マッカートニー/Poul McCartney(ベース/ボーカル)、

ジョージ・ハリスン/George Harrison(主にリードギター)、

リンゴ・スター/Ringo Starr(ドラム)の4人組。

1962年にデビュー以降、解散までの1970年の8年間、

イギリス・アメリカのみならず世界中の音楽シーンを牽引し続けました。

無数にあるヒット曲は今なおも語り継がれ、

「ビートルズの音楽なんて知らない」という方も、

聞いた事があると思う曲がたくさんあるのではないでしょうか。

そして、現代までいろんな諸説が生まれています。

「ビートルズの歴史は”ポールに対するレノンの嫉妬の歴史”」とか、

「ビートルズを解散に追い込んだのはオノ・ヨーコの存在であった」とか、

熱烈なファンの間では、このような本当か嘘かわからないような話が飛び交い続けるのは、

ファン心理から見れば、必然に起こりうることのようです。


しかし意外と世の中に知られていない事実・・・。


それは、ビートルズというバンドの変幻自在性です。

言い換えれば、彼らの音楽性は常に変化していたということですが、

彼らを”一貫性のあるもの”として捉えようとすると、とっても表現が難しいのです。


ですが、ジョン・レノンらしさのような、メンバーそれぞれの色合いや個性、音色の好み、

リズムの癖など、彼らなりの個性が根底に流れている以上、それを一貫性と言うことも出来ます。

しかし、彼ら自身の音楽性を大々的に捉えてみると、

やはり彼らはカメレオンのように色を変え続けたバンドという印象が強いのです。


「PLEASE PLEASE ME」というデビュー期のアルバムがあります。

この頃は若者らしさが表現の主体にあって、

単純に心地よいという印象を持てる曲がとっても多い。

俗に”アイドル期”と言われている時期に当たります。


そんな時期が何年か続いた後、

世界を飛び回り、ハードなスケジュールをこなし続けたあとで、

何らかの変化が現れ始めました。

顕著なのが「HELP!」という曲。

悲痛にもジョン・レノン自身の叫びを歌にしたこの曲は、

それまでの「愛だの恋だの」といった青臭い表現ばかりを歌っていた

初期の頃とは打って変わって、自己の心情を訴えたものだったのです。

すなわち、自己の精神性のようなものを表現し始めたといってもいいでしょう。


そして、ビートルズはそれまでの多忙なライブ中心の活動をやめ、

スタジオ・レコーディングに活動の中心を移したのです。

時は1965年。デビューから3年目の出来事でした。


そうして誕生したのが「RUBBER SOUL」という革命的なアルバムでした。

「DRIVE MY CAR」のようなエッジの効いた、タイトなロックンロール、

「ノルウェーの森」のような幻想的で冷淡な雰囲気を醸し出す曲などを収めた

このアルバムを、ビートルズが(!)産み落としたことによって、

彼らを評価していなかった人たちの認識を改め、

また彼らの音楽を愛していた人たちも、形を変えた彼らの音楽に感動し、

そして音楽のシーンもまた、ビートルズに連なるように形を変えていくのです。


しかし、ビートルズはとっても気まぐれでした。

自分たちの成功には満足せず、

更なる新境地を求めて、新しい音楽性を模索し続けたのです。


この後、ジョージ・ハリスンの強いインド音楽に対する憧憬から端を発し、

シタールの幻覚的な音色にアイデアを得て、

ビートルズは”サイケデリック・ロック”という、

聞いていると五感が研ぎ澄まされるような、曲を続々と世に出しました。

具体的には、「REVOLVER」に入っている

「TOMORROW NEVER KNOWS」(ミスチルの曲ではありません)の

テープを逆回転ループさせた斬新なアイデアを取り入れた曲から始まり、

2年もの間、とても不思議な?曲を作り続けたのです。

(「A Day In The Life」や「I Am The Warlus」などがそうですね。)


しかし、ビートルズはこの後、サイケデリック・ロックにも別れを告げます。

(ジョージ・ハリスンは追い続けましたが)

そして、もっと広汎な更なる方向性を模索していました。

そんな試みが垣間見えるのが「The Beatles (The White Album)」 です。

ブルース、フォーク、ピアノロック、ハードロック、プログレ、

後に言うオルタナ/グランジのようなものまで、実に多種多様な作風です。


ですが、もうこの頃になるとメンバー間の亀裂が強くなり、

それぞれが別々に作りたい曲を作り、

バックバンドを従えてレコーディングに望んでいました。

(経緯はあれこれとありますが、その辺は触れるつもりはないので

興味がある方は別のサイトでご覧になってください)


そんな中、彼らは解散を意識し始め、

(ポールはビートルズを続ける以降でしたが)

最終的にはもっと単純で、硬質、そして最もタフな、

ブルース・ロックに回帰し、「ABBEY ROAD」でその幕を下ろしたのです。



このように、彼らの年譜を追っかけてみると、常に変化続けたバンドであったことが

わかっていただけたでしょうか。

それほどに、ビートルズって”変わり続けた存在”なのです。

なのに、こんなに王道扱いされ、

単純な記念碑的存在だって評価されているのが、面白いですよね。

時代をリードしていたからとはいえ、不思議な気がしてなりません。


さて、ではなぜ彼らの音楽がムズカシイ!と思うのか、

しかしとーーーーっても長くなりましたので、

その理由は次回に譲りたいと思います。


ではではまた。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こちらへ来てくださってありがとうございます。
コメントも・・・ありがとうございます。
わたしは2年前の9月からブログを始めたのですが
最初の頃は誰か見てくれているひとがいるのだろうかと
とても不安でたまりませんでした。
見ていただくために始めたことでしたから・・・
実生活での知り合い以外からの方から
初めてコメントをもらったときのうれしさは今でも忘れません。

がんばってください。
応援しています。

http://blog.livedoor.jp/net_i5750/
モモ
2007/09/07 12:08
大変なお気遣いありがとうございます。
見ていただけるようになるまで、確かに不安ですが、
地道にやり続けること、
そして見てもらう方に興味を持っていただければ、
いつか、このブログもなんとかなっている気がします。

そのためにはもっともっと面白さを伝える努力が必要だと思うんですけどね。
がんばります。
おはようこんにちわ
2007/09/09 10:59

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